Hey!Say! DREAM BOY


第二幕



第9景 逃亡
♪「絆〜Rock ver.〜」亀梨/ABC
幕が上がると舞台中央が回転しながら(余談ですがこの床回転がコマ劇場という名称の由来)、2階建て枠組みのみのセット上に亀梨登場。その周りを逃亡中の亀梨を探すTTUN、それを追う丸山・大倉が駆け回るが、横山だけは満足げな笑みを浮かべる。亀梨withABCで♪「絆〜Rock ver.〜」を歌い終わった後、すばるがユウタに自分の心臓を移植してほしいと遺言を残していたことを知るTTUN。しかし肝心のユウタが病院を抜け出したと知らせが入り、ユウタ「皆に本当のことを話さなきゃ。僕、卑怯なまま死にたくない」

どこまでが第9景でどこからが第10景かイマイチ自信がありませんが、もうすっかり耳に馴染んだ「絆」のなんちゃらバージョン(適当)が流れて続きスタート。いくら主題歌とは言え、一回の舞台で何回流すつもりやねん。大体タイトル「Hey!Say!DREAM BOY」なのに、肝心の「DREAM BOY」が一回も流れないとはこれいかに?今になって光一さん(ドリボ作曲者)が著作権でも主張し始めたか?(←天下のキンキ様に限って、そんな小銭であり得ない)
亀がフラフラとセット柱に寄りかかったりちょこまか動いてる側で、それをきれいにスルーして亀を探すTTUN。更にその合間をぬってマルと大倉も「カメナシはどこや!」と無駄に叫びながら駆け回る。関ジャニ∞がたった二人になってしまって、こうなるとショボイことこの上なし(酷)。一方カツンVSエイトの図式からはみ出てしまった横山は、試合場面以来のお目見えですが、さりげなく衣装を着替えて(黒スーツ+モノトーンドット柄シャツ)男前二割増。しかしここで聞き捨てならない台詞が一つ。
初日「おさなげな心臓病の弟」と言ってたとこが、後日見た時には「いたいけな心臓病の弟」へ。……横山さん、アナタ「幼気(いたいけ)」を「おさなげ」って読んだんですね!?読めないならフリガナをふれ!つーか演出家も(横山が間違えて台詞を覚えてることに)本番までに気づけ!そう言えばマルも初日は撮影現場に乗り込む場面で亀に向かって「お前じゃ役不足なんだよ」と言ってましたが(役不足:役者にとって物足りない役、とゆーことで逆の意味。この場合は役者不足:役者が未熟で役に見合わないこと)、後日その台詞はなくなってたので、どっかから指摘が入ったんでしょう。
そしてほんのわずかの間ですが、白いコートを羽織った(幽霊=白装束のベタな発想?)すばるも再登場!「何が間違ってて何が正しいか自分で決めること」が男の価値だと述べてますが、
それならこの舞台自体が間違いと女の私が決めてあげます
TTUNと丸倉が捌けて人が居なくなると、再び舞台へ戻ってきた亀が♪「絆〜Rock ver.〜」。どのへんがロックかと言うと、おそらくABCが楽器演奏してるから。(バンド=ロックのやはり事務所的価値観)もちろん手パクですが、ドラムが河合くん、キーボードがトッツー、五関くんと塚ちゃんがギターとベースを担当。いやー、ABCはホンマなんでもやらされますな。そう言えば河合くんのドラマーぶりは一年前のドリボでも見たような記憶あり。
そこへ田口が「ユウタが病院を抜け出した!」と駆け込んできて、一体一幕と二幕の間にどれくらいの時間が経ったのかサッパリわかりません。更に聖と中丸の会話「なんだって?スバルがユウタに心臓を?」「遺言まで残していたらしい」と重要なキーワード。
え?スバル(当年24歳)の心臓をユウタ(年齢幅10歳〜14歳)に?




第10景A ランブル
♪「RAMBLE」KAT-TUN/関ジャニ∞/ABC/文一・中間・桐山・伊藤・室兄・安達
♪「Sad Song」亀梨/大智&濱田(光平&伊野尾)
亀梨を見つけられずに集まったTTUN+ABC、「なんでこんなことになっちまったんだ」と嘆きながら、全ては映画のせい、引いては横山のせいだと責任転嫁。そこへ「やっと見つけたわ」と客席から丸山と大倉が登場。「違うんだ、聞いてくれ」というTTUNらを一喝し、ステージ正面へとゆっくり近づいてくる。それに合わせて文一が舞台下手、中間・室兄が下手セット上、桐山・伊藤・安達が上手から飛び出してきて、丸山・大倉+関ジュ選抜組とTTUN+ABCの乱闘。途中で舞台が回転し、チャンプの住むビルセットが現れ、そこで聖・田口・丸山がフライング。最後に残った大倉が一番上のセットに亀梨を追いかけ、カーテンをめくったところで忽然と姿が消え失せる。
ビルのセットが撤収された後、再び舞台上に現れた亀梨は「狂い始めた運命は止められない」と呟いて、♪「Sad Song」。その後ろでユウタを探す
大智・濱田(光平・伊野尾)がバックを務める。

いつの間にかTTUNに混じって亀を探すABC。この二組の関係性はやっぱりわかりませんが、とりあえず東チームで固まっといてくれたらわかりやすいので、結構です。(←あんま興味なさげ)
客席登場のマルと大倉は近くで見るとさすがに男前。おそらく客席の大多数を占める(と勝手に想像)カツンファンには、あまりビジュアル売りのイメージがないため、そのギャップも加わって一階客席では随所で黄色い歓声が上がります。
スゲー!松竹でこの二人が客席通路通っても、そんな反応ありませんよ?(たぶん)梅芸パワーか、ドリボマジックか、あるいは単に珍しいものを見た興奮か。(かなりの確率で三番目と思われる)
その二人がステージに上がると、有無を言わさずTTUN+ABCに掴みかかって乱闘開始。しかし今やマルと大倉だけになってしまったエイトと、亀梨(と赤西)不在のカツンでは、昨年見物だった歌対決が出来ないため、延々とつかみ合いとフライングが続く。
というわけで、ここでの見所は文一を始めとした関西ミドルジュニアです!(結局これが言いたかった)試合場面以来久々登場の関ジュさん方、文一は相変わらずボロボロの衣装(特に5/7以降)でちまちまと出てきますが、中間と室兄は下手セット二階部分から颯爽と(←目の錯覚)登場。長身足長コンビが雲の上から下界を見下ろし、いよいよ乱闘が始まるとなるとステージ上へ降り立つ。……が、その足下には安っぽいマット!ええーっ、たったそれだけの高さにマットが必要か?室兄の身長ほどの高さもないぞ?それもまたよりによって重心不安定な二人組だから、飛び降りた瞬間もちょっとよろけ気味で全然決まってない。(ズバリ言うわよ)ともあれ、安田も欠けてイマイチ人数的に格好の付かないエイト側として、水増し要員としてでも室兄と安達を加えてくれたことには感謝。明らかに迫力出すためにタッパある子を投入してみました的なわかりやすい顔ぶれ。文一が先にメンバーに入っててよかった(笑)。いや、でもタッパだけじゃなくて見た目もわりに良好な二人。特に水色ノースリの安達くんは、抑えめの茶髪も爽やかでカッコイイ!(素直)にうす春コンではお目にかかれなかった分、ここでたっぷり堪能させていただきました。
昨年は滝編で亀の乱闘相手を務めた文一(後半投入組同士、皆の邪魔にならないよう後ろでひっそり組み合ってた)、今回は基本TTUNの相手は丸倉時々中間・桐山だったので、主にABC特にトッツーと五関くんのお相手が中心。しかしトッツーを殴ろうとした時に後ろから上田さんに引っ張られて倒され、
この時確実に衣装の穴が広がります。それこそ「ボロボロになるまで引き裂かれ♪」ます。双眼鏡越しにビリッて音が聞こえてきそうな、容赦ない勢い。それに反してABCは皆掴み方もどこか優しくて、そりゃさすがにあんだけでっかい穴が開いてりゃ乱暴に扱いにくいよな……。その辺が全く気にならないところが、上田さんのB型らしさ(笑)
フライングはまず舞台上には2種類のワイヤーセットがあり、一つはステージと平行に動くもの(以後
横動きワイヤー)で、エイトは主にこっちを使用します。もう一つはステージに垂直、つまり客席通路に向かって動く形(以後縦動きワイヤー)で、これはより危険が伴う(出演者にも客にも)ためかフライング慣れしたカツンが使用。乱闘場面では田口がこの縦動きワイヤーで飛んで、さすがの身のこなしでした。毎回客席から「おおっ」とどよめきが起こるのがなんとなく嬉しい。(←勝手に身内気分)しかし縦動きワイヤーのセットは調子が悪い時が多く、私の入った回でも何度か動かないことがありました。(その時はもちろんフライング無し)マルのフライングは当然横動きワイヤーで、初日見た時はただでさえ人数が多くて混乱してる上、桐山の上着(黒)と似たような色(紺)をマルが着ていたので、てっきり桐山が飛んだのかと思って心底ビックリしました。よく考えたらエイトを差し置いて、んなわけねぇっての。
一通りフライングが終わるとステージに亀が現れ、「どうしてこんなことに…」と呟くと、それに合わせてスローモーションの戦い。文一が五関くんにゆっくりつかみかかる動きがカワイイ。その間に亀はビルセットの3階まで上がって大倉がそれを追いかけるんですが、どうもこのセットは長身の彼には窮屈そうで、今にも頭をぶつけそうで心配。
そしてTTUN他が捌けた後、残った亀がセンターステージで♪「Sad Song」を歌い出す……までは去年のドリボと同じ流れですが、今年は違う!なんと今まで女性ダンサーしかつかなかった曲に、大智・濱田がバックの大抜擢!もちろんGWには光平・伊野尾のJJコンビに差し替わってましたが、それにしたって関ジュで主演バックのツートップなんて破格の扱いですよ!2001年嵐春コンのMAO以来?(古っ!)ダンスの技量はもちろん濱ちゃんの方がずっと上なんですが、何故か私ここでは毎回大智を見ておりました。(濱ちゃんのダンス好きなのに)「目を閉じたまま♪」で両手で目を隠す大智の振りが妙に好きで、と言うのは腕を張って背筋を伸ばすために、
胸から腹にかけての線がTシャツの上からも目立つ(ドマニアック視点)のが、濱ちゃんの薄い体より大智の……健康的な感じ(ちゃんと言葉を選びました)の方が良かったので。踊り終わって濱ちゃんが「行くで」って感じで大智に合図するのもツボ。結構段差の大きいセットなので足下が危うそう。JJでは当然光平目線でガン見しており(にわか光平ファン)、東西両バージョンで楽しめました。



第10景B ビルの屋上〜落下
ユウタを探す戸塚と大智・濱田(光平・伊野尾)は、ビルの屋上でユウタを発見する。助けを呼ぼうとする戸塚達、それに気づいた亀梨が「そこを動くな」と助けに向かうが、ユウタはビルから落ちてしまう。その拍子に手を伸ばしていた亀梨自身もバランスを崩して落下。

踊り終わって上手袖に捌けた大濱、今度はトッツーに連れられ登場。トッツーに「おまえら(ユウタを)ちゃんと探したのか?」と責められ、濱ちゃん「僕のせいです。僕がしっかりユウタくんを見てなかったから」とゆー台詞が、文字にするとどうってことないんですが、もっすごい関西弁丸出しイントネーションに萌え。関西以外の方はあまり感じないかもしれませんが、やっぱりエイトのメンバーなんかだと若いうちから上京したり東京の人との接点が多いせいか、そこまでベタベタの関西イントネーションではないので(本人等もラジオで言ってましたが、実際ヒナでもあれ?と思う時がある)、なんか新鮮でした。ごくフツーの関西の高校生が台詞読んでますって感じが。一方大智は「こんな時カズヤがいてくれたら」と他人の力をあてにして、「今は弱音吐いてる場合じゃないだろ」とトッツーに叱られる(笑)
そしてビルの上(という設定の上手側セット)でユウタの影武者JACのお兄さん(どう見ても大人←子供のスタントはいないから)が待機する中、声だけのユウタ「怖い、怖いよ」に対して、
大智「誰かユウタを助けてやってくれよ!」とやっぱり他力本願(笑)。ついさっき怒られたのに、まだ人を頼るか。そこで下手セット上から手を差し伸べる亀、しかし助けられずにユウタは落下。なんのために落ちたのか、役に立たねー。(容赦なし)



第11景 生と死の狭間
ワイヤーに吊された亀梨がゆっくりと落ちてくる間に、舞台上にはすばるがセリ上がりで登場。一旦オケビ上まで下りた亀梨を、すばるが手を伸ばして引き上げる。そのすばるの姿を見て、自分が死後の世界に来たことを悟る亀梨。すばるはユウタを庇ってくれたことに礼を言い、亀梨も目を患っていることに気づいていたと言う。それを聞いた亀梨はユウタの病院へ行った話をして、移植手術の順番を待ちながら亡くなっていった子供達を悼む。いつかは皆自分たちと同じようにここに来ると言う亀梨に、「お前はまだ早い」と告げたすばるは、自分の心臓をユウタに届けて欲しいと頼む。再び現世へ戻る亀梨を見送ったすばる「お前は最高のファイターやった」

昨年は滝(GWは亀)と薬師寺の暑苦しくて長い対話で一部の観客(含む私)を眠りに引き込んだこの場面、今年は相手がすばるなので、少なくとも私はバッチリ目覚めてます!まずは落ちてくる亀を見上げるすばるの表情の真剣さに胸が高鳴り、亀を引き寄せる時のぶっきらぼうさにときめいて、更にそこからすぐ手を離して亀が自分でワイヤーを外すのをちょっと不機嫌そうに見てる姿にノックダウン。これがABCあたり(フライング補助のプロ)だと甲斐甲斐しく世話を焼いてあげるのに、あくまでそっけない態度のすばるに激萌え!(Mっ気大爆発)
目を覚ました亀「ユウタは!?」すばる「あいつも俺が助けた」亀「助けたって、どういうことだよ」
すばる「天国に来るとな、いろんなことが出来るようになるんや」なんじゃあ、その説明!理屈抜き、話の世界観すら無視、力業もええとこですがな。つーか、天国なんて単語を台詞に入れるな!
「ユウタのこと、ありがとうな」と礼を述べたすばる、いきなり親しげでそれは同じ病(網膜剥離)を患う者同士の親近感?
「俺はプロや、拳を合わせた時すぐにわかった」と訳知り顔で語るすばるに、病気の症状のことでも言うのかと思ったら、「お前は見えない夢を見ようとしている」……期待した私が愚かでした。
するといきなり「ユウタの病院に行ったよ」と言い出す亀梨さん。え?いつの間に?だって亀がユウタと知り合ったのは公園場面からで、試合後はずっとサーカス(パフォーマンス会場)に隠れてたのに?と、当然起こる疑問はどこ吹く風で、「そこにはユウタと同じように移植手術の順番を待つ子供達がいた」と語る。病院の窓から空を見上げたユウタが「流れる雲がリングで、吹く風が
ロープだよ」と同室の子供達に話してたと言う亀。これが滑舌が悪くて、やっと意味がわかったのは3回目の観劇くらいから。特に「ロープ」が聞き取れず、最初は「ロック」かと思い、「吹く風がロック?ロックよ静かに流れよ?(←古すぎ)」と首を傾げてました。(アホ) しかし空をリングに例えて、いきなりボクシングしようと言われても、同室の子らも困りますがな。その上「僕が天使になって教えてあげる」ともっすごい上から目線。亀「子供達はなにも言わずに笑ってた」って、呆気にとられてたんだと思います。そして、亀「きっとあの子達は知ってるんだ。いくら待っても手術の順番が来ないこと」すばる「次の日、その中の一人が亡くなった」は?なぜにアンタが続きを語る?その話知ってたの?「子供達が待ってるのは手術の順番じゃない、天国の順番だ」と熱弁を奮うすばるがもちろんそんな疑問に答えてくれるはずもなく、それを受けた亀「いつかは皆ここに来るんだな。俺たちと同じように」すばる「ここまで来てお前と一緒やったらかなわんわ」←この時のすばるの口調がめっちゃ好き!苦笑混じりって感じがたまらなく男前〜!
(ここに来るには)まだ早いと言われて訝しむ亀梨に、唐突に「頼みがある、俺の心臓をユウタに届けてくれ」と言い出すすばる。他になんぼでも頼む人(安マル倉の3下僕)がおるのに、なんでわざわざ亀に?と思ってたらなんと、
すばる「氷漬けにされた俺の心臓が生きていられるのは後三時間だけだ!氷漬けって!鮮魚の運送ちゃうねんから!この際大人の心臓を子供に移植できるかって話は置いといても、三時間で病院戻って医者手配して手術の準備してって、物理的に無理やん!大体三時間ってどこから出てきた数字やねん!?移植なんて亡くなるのを待ってすぐに執り行わなあかんのちゃうの?すばるが死んでからどんだけの時間が経ってるのかも不明。誰か時系列に沿って説明してください。
そんな頭をかきむしって考え込みたくなる疑問も全てさておき、亀を送り出したすばる「大人が絶対にやったらアカンことは子供の夢を奪うことや」
へ〜え、私ら(子供のつもり)これまで散々事務所(大人)に夢を奪われてきましたけどね。ステージ上に一人残ったすばるは、しばらく時間稼ぎの独白。試合で見せた亀の戦いぶりを褒め、「いつか、何十年か先にお前がここに来たら、その時にまた試合をしよう」と呟くすばるは、なんかもうホントに隠居しちゃった人みたいに見えるんですけど……。(禁句)



第12景 BAY SIDE CLUB U
再び現世へ戻った亀梨、しかしそこではまだTTUN+ABCと丸倉+関ジュ選抜の戦いが繰り広げられていた。「止めろ!」と割って入った亀梨に、いきり立つ丸山と大倉。事情を説明しようとしても聞いてもらえず、そこへ病院を抜け出してきた安田が現れ「あれは事故や」と言う。じゃあ何故亀梨は逃げているのかと詰め寄ると、そこへ「刺したのは僕だ!」と戸塚達に連れられたユウタが出てきて、「ごめんなさい」と謝る。それを見た亀梨が皆一体何をやってるんだと激昂するところへ、横山「スバルはそんなヤワな奴じゃなかった」と登場。鉛の板を入れたのは自分だと告げた横山は、全ては映画のためだと言う。その横山に向かって「映画なんてもうどうでもいい!」とユウタが叫び、横山は出てゆく。皆でユウタを病院に連れていこうとする中、すばるが現れて亀梨を引き留める。

すばるが捌けた後、現れたスクリーンにTTUN丸倉ABC乱闘の映像が流れ(残念ながら関ジュは映ってない)、そのまま第1景と同じベイサイドクラブのセット前で戦い続ける前述のメンバー。正直、まだやってたの。って感じ(酷)
現れた亀を見て、マル「全て終わりにしたいんやな」と気色ばむのを無視して、亀「俺のことはどうでもいい!」さすが人の話を聞かないB型。(偏見)もちろん丸倉AOコンビにそれが通ずるはずもなく、「なに言ってんねん」と掴みかかってゆこうとした時に、上から「待ってくれ!」と制止の声。階上から手すり越しに皆を見下ろした安田(普段じゃあり得ない目線)、もちろん腹を押さえてよろける演技付き。ちょっと弱々しく語尾を掠れさせてみたり、わりに細かく小芝居(言葉悪)入れてます。(安田が刺されたのは)事故だと言われて、マル「じゃあなんでアイツは逃げてんねん」ごもっとも。これがドリボ脚本だと言ってしまえばそれまでですが、逃げるから話がややこしくなるんだっつーの。そこへ間を置かずに下手から飛び出し登場、
ユウタ「刺したのは僕だ!」この勢いに、毎回なんだかびっくりします。なぜにそこまで元気よく人を刺したことを宣言できるのか。「ごめんなさい」と謝るユウタに、「ええんや、あれは事故やってんから」と優しく微笑む安田。と言うより、そもそもお前がナイフなんぞ持ち出すからこうゆうことになるんでしょうが!そこは「俺の方こそ悪かった」って言うとこなんちゃうの?と、ここで階段を降りてくる安田に、上手端にいた中間と桐山がさっと支えに寄っていくのがツボ。二人ともJrには珍しく誰かをエスコートするのが似合うので、ここは不本意ながら安田相手ですが魅力の見せどころ。
事態が明らかになったところで、亀「なんだよ、これ……皆なにやってんだよ!」といきなり怒り始め、
「何で俺たち争ってんだよ!全然意味なんてないじゃん!」こんな舞台に意味なんかあるか!(毎回客席で声を大にして叫びたかった)ユウタは今すぐ手術をしなきゃいけない体なのにここまで来たんだ、とそこら中に当たり散らす亀。それ聞いて一応しょんぼり気味に俯く文一がカワイイ。
そして物語も大詰めとなって、ヒール(悪役)横山の登場。「鉛の板を入れたのは私ですよ」と、なぜここでいきなりその話をするのか理由がわかりませんが、とにかくそこにいる連中を怒らせるだけ怒らせたかったんでしょうか。「全ては映画のため、皆さんのためですよ」と嘯いた横山、「皆さんもっと私に感謝してください」と言うと、安田「帰れ!」←この声が非常にドスが効いてて、さすが尼っ子と感心。「そんなこと言っていいんですか?私が下りると映画はどうなります?」とあくまで嫌味な口調の横山に、
ユウタ「映画なんてもうどうでもいい!」と一喝。どうもこの子の一存で映画の話はどうとでも出来るようです。スバルの死後、版権はユウタの手に渡ったとか?(真剣に考察するのが馬鹿馬鹿しい)
横山「代わりなんていくらでもいるんですから」と毒づいての退場。最後まで悪役に徹したところは、ご苦労様。
と、ここで一段落ついたと思ったら、すっかり忘れてたユウタの心臓病発作。胸を押さえて頽れるユウタをさっと亀が抱き上げ「病院へ!」と叫ぶ……んですが、
5/6以降ユウタ役が神山になると耐久重量オーバーのようで、持ち上げる時に亀が小さく「うっ」っと声を上げているのが笑えます。



第13景 教会
♪「絆〜Ending ver.〜」KAT-TUN/関ジャニ∞/ABC/関西ジュニア
ユウタを案ずる亀梨に、「俺たちと同じ熱い血が流れてるから大丈夫や」とすばるが請け負ったところで、♪「絆〜Ending ver.〜」。途中からはすばるもハモり、その間に後ろにステンドグラス風セットが下りてきて教会にチェンジ。袖からTTUNと安マル倉が登場後、今度はすばるが立っている階段下の壁が取り払われ、その向こうにABCとダンサーさん、そして関西ジュニア一同。(夜公演は高校生以上のみ)全員で「絆」大合唱後、幕が降りる。
(4/27〜5/3昼公演)ショータイム衣装に着替えた横山が出てきて、「その後、兄の強い心臓を受け継いだユウタは、世界チャンピオンとなる。平成生まれで初めてのチャンピオンだった」とナレーション。
(5/3夜公演〜5/5)横山の役が聖にスライド。舞台衣装のままで、ナレーションは↑と同じ。
(5/6〜5/8)舞台上が大合唱の中、下手側セット二階で横山が亮内に向かって「残念でしたね、悲劇にならなくて」と言うと、亮「売れる記事ならなんでもいいんですよ」内「明日の新聞の見だしです」と、兄の心臓を弟に移植した記事を出す。
幕が降りた後は亮内二人だけ舞台上で「俺たちの書いた記事を皆涙を流して読んでいる」「なんか変な気分だな」と会話。次の特集の話で、平成生まれのチャンピオンのくだり。(以下ナレーション内容と同じ)
(5/9〜5/15)下手セットでの会話は横山と亮二人、幕が降りてからは亮の独白。

階上に現れたすばるの呼びかけに足を止めた亀がユウタを心配すると、すばる「ユウタなら大丈夫や。アイツには俺たちと同じ、熱い血が流れている」で、イントロが流れ、無理矢理感動の大円団的な方向へ。勝手に「絆ゴスペル版」と呼んでたEnding ver.個人的にこれが一番好きなアレンジです。最後「エーンダー♪」とボディガードっぽいんですが。二小節目からすばるがハモリ、その時の顔がすんごい好きなんですが、3階席だと上にある柱のセットに邪魔されて見えない(怒)
亀とすばるの熱唱が続く中、下手袖から聖と安田が登場。少し照れくさそうに笑いながら顔を見合わせたりするのがイイ。マル・大倉・中丸・上田・田口はいつの間にか居たので、たぶん上手から出てきたはず(爆)←すばるガン見だったもんで……。
そのすばるは、ずっと階上から下を見下ろして歌っているんですが、それがもうなんとも言えない優しい笑顔で、まるで仏様になってしまったよう。(縁起でもない)いや、この場合は教会だから神様か。安っぽいステンドグラス風ハリボテ一枚で、教会に早変わりセット。それもこれもすばるのあの笑顔のためだと思えば、見過ごせます。
曲の途中ですばるのいるセット下から現れる関ジュメンバー、一様に歌うすばるを見上げておりますが、
中でも桐山と中間のガン見ぶりはものすごい。ま、負けるもんか!(意味無く対抗心)姿を見せてもしばらくはステージ奥に待機してる関ジュ達、こっちもなんとかしてそれを見ようと体をずらしたり四苦八苦。電車で前の席にミニスカートのべっぴんさんが座ったおっさん状態。(嫌な例え)文一はほぼ中央下手よりにいるので、比較的見やすい位置で助かりました。コンサートでもよく踊りながら曲に合わせて口の開いてる文一は、ここでもちょっと歌ってるっぽかった。しかし隣の中間はそれだけでは飽きたらず、手振り付きで歌ってることもしばしば。バックの立場でありながら完全に自分の世界に入ってる姿は、天晴れ(笑)。なのにいざ前へと移動すると、途端に客席に向かって満面の笑み。これは桐山もですが、この辺りの切り替えがスゴイといつも感心させられます。しかし日の当たらない場所に慣れた関ジュ達(泣)は、この後ろにいる時が意外にツボが多い。異常に嬉しそうな菊岡の花のような笑顔に、真剣すぎて険しい顔の伊藤、踊り出すタイミングを間違えてフライングスタートする佐竹等々。文一は……普通に可愛かったですv(←骨抜き状態)
前に出てきてからは関ジュも一緒に踊り始め(と言っても簡単な振り)、遅ればせながら文一も俺コン状態。大きく口を開いて歌いながら、ボロボロの衣装で踊ります。サビで腕を大きく振り回す動きがあり、
5/14以降はすっかり破れきった肩の部分が丸出し。なんだかすごく得した気分で見てました(笑)
「絆」大合唱が終わってからの説明部分は、聖のパターンが一番良かったような。
初日横山がキンキラキンのショータイム衣装で出てきた時点ですでに笑いの空気が流れ、とても真面目なナレーションをやる雰囲気ではなかったし(日頃培ったキャラ所以)、亮内の掛け合いはそれこそもうサマスト以来コントにしか見えんし。しかし下手側セットの会話で、いけしゃあしゃあと「これからはヒューマニズム一本でいきます」と言ってのける亮!怖えー。アンタ「映画のためなら人の一人や二人死んだってどうってことないじゃないですか」って言ってたくせに、どの面下げてヒューマニズム!?


ショータイム