Hey!Say! DREAM BOY


第一幕A



モノローグ?
(5/6〜5/15)途中出演の亮内のため、後半戦から付け足された場面。舞台左右に設置された三段組みのセット真ん中で、上手に亮、下手に内が登場。新聞記者という設定の二人、亮はビッチリ決めた黒スーツなのに内はその辺のTシャツとズボンの上にベージュっぽいコートを羽織っただけの簡易衣装。

亮「ベイサイドクラブ……毎晩威勢のいい二つのグループがぶつかり合ってるらしい」内「なにか記事になりそうなのか」と、異常に不自然な会話から始まる脚本。付け足すにしても、もうちょっとどうにかできんものか。「威勢のいい」って、いきなり江戸前な錦戸さん。それでいいのか?
とか思ってたら、5/9以降内の降板によって、この場は錦戸一人芝居に変更。
ぐあ!(打撃)一人で「俺が調べたところによると」とか「俺の勘に間違いがなければ」とか言わされ、ある意味羞恥プレイ。それも二人分の台詞の内容を一人用にまとめるのに、誰の手も入らなかったのか、自己流アレンジで言ってる感じ。ただでさえとってつけた感満載の場面なのに、どうするよ……。



第1景 BAY SIDE CLUB
♪「Fighting Dance」KAT-TUN/関ジャニ∞(−横山)/ABC/関西ジュニア
幕が上がって、ジュニアとJAC及び女性ダンサーが板付きで登場。そこへエイト・カツンメンバーが乱入し、ダンスバトル?がスタート。関ジュは上手側の赤Tシャツグループに薫太・長谷川・安達他、下手側青グループに濱ちゃん・室兄・佐竹らへん。左右のセット周辺にも配置されており、上手側は浅田大智、下手側は菊岡進也。バトル途中で上手袖から中間・桐山・伊藤・文一の4人が登場。ステージ中央で踊るカツンを冷やかしたり、エイトに声援を送ったりしつつ上手→下手へ移動し、青チームと合流。安マル倉のダンスの後、また舞台奥を通って上手へ戻ります。(ひたすら文一の行動を追っていたため、この流れしかわからない) 互いに挑発し合うエイトとカツン。「ここは俺たちのシマだ」と主張し、すばると亀梨がにらみ合う。
それを舞台下手セット上から見下ろす横山、「あれが亀梨カズヤ。やっと見つかったな、映画の主役」と呟いて、暗転。


文一の衣装は、ダボダボの迷彩パーカーに茶色のパンツ。このパーカーがところどころに穴の開いたデザイン(たぶん。いくらなんでも虫食いではなかろう)で、元は翼の衣装だったそうな。言われてみれば'99年頃にそんな格好した翼をどこかで見たかもしれない。ところが日を追うにつれその穴が拡大し、特に5/6以降(5/5に見た時はそうでもなかったから)は見るも無惨な破け方。右肩から肘にかけて大きく引き裂かれ、肩やら腕やらチラ見えどころかむき出しの状態に。そんな格好をされるとこっちの注意も舞台とは違うところにいってしまい、後半戦は終始文一の衣装チェックで終わる羽目に。
他関ジュ衣装、中間は紺のパーカーにグレーのダブダブズボン。夜中にコンビニに向かう浪人生みたいな格好なのに、それでもわかる腰の位置の高さはスゴイ。桐山はおそらく去年と同じ黒のジャンパー(ポケットのデザインが印象的で覚えてた)に緑のインナーで、比較的スッキリ系。安っぽいブルーのトレーナー着用の伊藤からは、休日のお父さんの匂いがします。室兄の☆マーク付きGジャンにはもうコメントも出てこない。濃いめの青のTシャツを着た菊岡、片袖まくりがダサイ。ちょっと、誰か一人くらい褒めたくなる衣装着せてもらえーっ!(魂の叫び
一方エイトさんは、ムダにキラキラ青ジャージ(ラメ入り)すばる、片足のみ捲り上げるダンサースタイル。(なんだろうか?MA米花がやってるイメージなので)去年のドリボも衣装は違えどそんな着こなしでしたね。基本エイト側はブルー基調なので(だからステージ下手側の関ジュは皆ブルー系衣装)、安田は明るめの紺の上着、大倉はグレーのノースリパーカーでブルーのインナー。この辺の衣装はなかなかオシャレで、さすがエイトになると違うね!と思っていたら、なぜかマルだけダッサダサのエメラルドグリーンのジャンパー。国道沿いによくある「職人の店」とかで売ってそうな作業着風。ちなみに大倉は5/14以降(5/9までは変更なし)見た時に衣装が紺の長袖ジャンパーに変わってました。GW以降寒い日が続いたから?そんなエイトの紹介ダンス、もちろんチャンプ役のすばるはピンですが、安マル倉は三人一纏め。それならいっそ寒ジミ……じゃない、関ジミ3で紹介してくれ。カツンはTTUNもちゃんとソロで紹介してもらってるのに、所詮関ジミ3はこんな扱いかよ!と不憫萌え。(←萌えるんかい)
ともあれ、文一達4人(偽BAD)登場時はそれぞれ上手の誰かと絡みますが、中でも薫太は誰にでも懐いてる感じで、接触率高し。文一にじゃれついたり、中間&桐山二人がかりで羽交い締めにされたりと、微笑ましい……が、でかい!でかいぞ薫太!アンタ一体今何p?先日雑誌でとうとう濱ちゃんを超したとか言ってたような気がしますが、その濱ちゃんだって大概背ぇ高いよ?去年のドリボ当時は文一よりちっちゃかったのに……。しかも縦にだけ伸びて横が全然追いついてない感じが、まだまだ伸びそうな予感。東の太陽(現183p)西の薫太となるか?同じ上手チームの長谷川と肩組んだりもしてるんですが、全然年の差感じない。そんな薫太ですが、
5/14昼公演では桐山に頭突きをくらってました。
偽BADが上手→下手に移動した際、文一はよく室兄と肩組んでました。本当は文一が組む側に回りたいようですが、如何せんそこはゆるぎない身長の壁が。と言うわけで、室兄がかなり下に位置する文一の肩に手を置いてました。どうも文一は誰かと肩を組むのが好きなようで、よく伊藤と組んでます。時々中間とも組んでましたが、それもやっぱり身長問題で上から組んでもらってる感じ(笑)。で、下手位置にいる時に安マル倉のダンスがあり、その時に大倉とハイタッチしてることもあるんですが、これまた歴然とした身長差で(以下略)。そう言えばこの場でいつも濱ちゃんとバッタリ顔をつき合わせる感じなのに、文一は少しも絡もうとしない。相方の大智とは仲良さそうなのに、濱ちゃんとは接点ないようです。
そして下手から再び上手に戻るBADに、よくABCが絡んでくるのが非情に微笑ましい。普段クールなイメージの五関くんがすごく楽しそうに文一の肩を叩いたり、トッツーがわざと桐山にぶつかっていったりで、そうそう!この東西交流がドリボの醍醐味!と密かに双眼鏡片手にガッツポーズ。4/30夜公演ではトッツーが文一に肩パン、5/5昼公演ではなんと河合くんが文一に向かって腰を突きだした!ふ、ふみきゅん!(←誰やオマエ)なんてはしたない!
サビのダンスで「Fighting♪Fighting♪」と肩を上下に動かす振りがあるんですが、この時の文一は衣装がダブダブなせいもあって、パーカーの中で身体が泳いでる感じ。そして隣の中間の振りがどうにも上半身と下半身の動きが合ってない。彼にこそ次代Mr.アンバランスの称号を贈りたいと思う今日この頃(笑)
最後に亀が「てめーらワンワン吠えてねーでかかってこいよ!」(
初日は「さっさとかかってこい」くらいだったはずなので、アドリブ台詞?)と叫んだところで、偽BAD始め関ジュ達が捌け、カツンとエイトで決めダンス。この亀の台詞で「ワンワン」と犬のポーズするすばるがむっちゃカワイイ。安田と二人チビッコ同士が舞台上手端でくっついてるんですが、その時によくすばるが安田の髪の毛を整える仕草をしてるのが、またカワイイ。時にはその近くにいる大倉にまで手を伸ばして同じようにしようとするすばるが、とんでもなくカワイイ。と、カワイイ三連発のすばるでした。(貧困すぎる語彙)



第2景 撮影現場
♪「ボクシング・ダンス」オール関西ジュニア
♪「One Night」KAT-TUN/ABC/関西ジュニア

「アクション!」の掛け声と共に、ステージ上にはボクサー姿の関ジュチビッコ4人(真鳥・楠本・上村・丈一郎)が並んでボクシングの振り。それに続いて客席通路から上手に大智、下手に濱ちゃんを先頭に、関ジュミドルクラスが登場。前から二人くらいまでステージに上がり、残りは通路に位置したままシャドーボクシング。そこから全員ステージ上に進むと、大智&濱ちゃんのバック転、青木のロンダードバック宙のアクロが続き、それぞれ立ち居位置に納まった関ジュのボクシング・ダンス。それが終わると照明が落ち、ワイヤーに吊された亀梨が下りてくると同時に、ステージ奥からTTUNを乗せた台が登場。(この辺もずっと舞台上の関ジュを見てたので、間違ってるところがあるかも)「One Night」のイントロが流れ、一部の関ジュが捌けた後に合流したABCがカツンと一緒にダンス。
そこへすばる率いるエイトが現れ、撮影は一旦中断。亀が自分の役をやることが気にくわないすばるの横やりに、「もういいよ」と投げ出す亀梨。プロデューサーの横山はそれを止めようとするが、すばるに一蹴されて終わる。

ボクサー姿での登場時、文一は下手側から。下手組は、濱ちゃん・青木・桐山・菊岡・文一・佐竹〜(以降数人)の順で、上手組の大智・中間・室兄・伊藤・安達〜のラインナップと対比すると、青木の位置が不思議(普通なら中間とシンメの桐山のはず)……と思っていたら、なるほど、アクロ隊が前にいたわけですね。初日ワラワラと出てきた関ジュ達の群れに、いつも通り「文一はどこに?」と必死で双眼鏡を向けてましたが、さすが桐山のガタイだけはすぐに目に飛び込んできました(笑)。青木と二人、妙に出来上がった体格が下手組に集中。一方上手組は、中間と室兄の振りがおもしろくておもしろくて!二人とも異様に重心が上にある(=足長)なので、拳を振り回す動きでバランスが取れずにフラフラ。これぞ正にパンチドランカーの動きです。そんな無駄な動きをしてるせいか、5/14以降中間は右腕にテーピング。そしてこの時に毎回菊岡が異常に楽しそうなのが気になって、そんな楽しむ場面か?と常々不思議に思ってたんですが、5/5昼公演で一階前列それも下手側で見た時に謎が判明しました。通路のシャドーボクシング時に文一が、ふざけて前にいる菊岡の背中にポカポカを拳を当ててる!か、かわいい……(昇天)。お前等こんなごく一部の客しか見えないとこで、そんな楽しげなことしとったんかい!客席通路なんてそれこそ一階前方それも下手側しか見えねーよ。しかしそれ以来三階席でも可能な限り身を乗り出して(かなり迷惑)確認すると、ほとんど毎回のようにそんなことしておりました。でも文一の後ろの佐竹(去年入ったばかりのぺーぺー)はさすがにしてこない(笑)のは上下関係?
そしてステージに上がった文一は、ボクサーダンスの中にある足を使った振りがどうにも苦手らしく、腕で体重を支えて足を捻らせポーズを決めるのが出来ない。後ろの浅田でさえちゃんと出来てるのに、なぜダンスが得意なはずの文一が出来ないのか不思議でしょうがない。ブッサイクな体勢で足を上げ、動きを止められずにそのまま倒れかけたりした時も。普段踊れて当たり前と思ってる分、
こんな文一を見ると彼の弱みを見つけたような気分になって、それもまた楽しい(笑)←根っからのS。
「One Night」が始まると、ようやく
普通のダンスとなって息を吹き返した文一、別人のように生き生きと踊り出します(笑)。この時の関ジュ立ち位置は二列に別れており、最後列下手側から長尾・菊岡・青木・浅田・安達・室兄。その手前の列に桐山・伊藤・文一・中間の偽BAD。運良く文一はちょうど真ん中辺りにいたので、比較的見やすかった。大智・濱ちゃん・薫太らはボクサーダンスのみで引っ込んでしまったのが残念。踊りは全然ですが、すくすくと成長の一途を遂げる薫太のボクサー姿なんかはかなりの目の保養だったのに〜。そしてここでABCが加わったことによって、またしても文一との交流が見れました。ちょうど文一の前に塚ちゃんがいたので、いっつも顔を見合わせてはニコニコ。あぁ、ABCさん大好きだっ!
「カット!」の声が掛かってダンス終了、文一は後ろにいた浅田と安達と「お疲れ」って感じで手を合わせて上手に捌けます。そして上手から現れたすばる達チャンプご一行、亀に向かって「オマエがおれの役とはな」とすばる。
そりゃクラブでダンスバトルやってた相手が突然映画に出てりゃ、疑問にも思うでしょうな。亀「なんかおもしろそうだったからさ」と軽い答えに、すばるより先にお供の関ジミ3が切れ始めます。すばる「カメナシ、おまえ格闘技何年やっとたんや」かなり唐突な台詞ですが、事前にパンフを読んだよい子はなんとなくストーリー概要を思い出すはず。そうですよ、亀は格闘技のファイター(すごい曖昧)って設定なんですよ。亀「一年と……二三日?」初日はここで軽い笑いが起こってましたが、当然回を追うに連れて客席は無反応に。「何をやっても中途半端だったオマエに出来るわけない」と憤懣やるせないすばる側の意見に、横山「待ってください、彼すごいいい感じなんですよ」とこれまた曖昧な評価で説得。その間に「俺たちが推薦したんですけど?」と割って入ってくるトッツーが妙に男前。しかし亀は「俺、下りるわ」と自ら辞退し、「スバルが気に入らないんならしょうがないよね」と言って、至近距離ですばると見つめ合にらみ合う。
さっさと亀が去ってしまった後、聖がすばるに駆け寄り、「アンタの役できるのはカズヤしかいねぇよ!」とムダに演技派。マルに「さっさと行け」と突き飛ばされた聖、じっとすばるの方を睨みながら去ってゆく姿もやっぱり演技派。
それがムダに思えて仕方ない舞台ってのもどうなんですか?同じく捌けようとするすばるに、横山「確かにアナタはすごいですよ」と呼び止め、「公園のストリートファイターから見いだされ、たった3戦で世界チャンピオンの挑戦権を得た」といかにもな説明台詞。この内容にも全く納得できないんですが(そもそも公園のストリートファイターって何?)、そこはジャニ舞台。深くは追求いたしません。横山「でも映画に関してはアナタ素人なんですよ」と責めたところで、後ろから「素人使いこなすんがプロデューサーやろ」とチビッコのツッコミ。横山「はい……」と項垂れる姿、ここ毎回の笑いポイントです。別にそんなおもしろい流れでもないんですが、チビッコに怒られる横山(24)の図ってのがお約束的。横山「誰ですか、あの生意気な子供は」すばる「俺の大事な弟や」そう、このチビッコがメイン登場人物の一人、ユウタです。初日〜4/28までが真鳥、4/29〜5/1朝公演までが森本(5/3〜5の夜公演は小野寺)、5/5昼公演〜15までが神山という変則的キャスティング。とりあえず全パターン見ましたが、台詞回しが一番上手いのは神山、かわいいけどかなり台詞が聞き取りにくいのは森本、バランス的に一番良かったのは小野寺。真鳥は……初日しか見てないんで何とも言えませんが、いつも通りの感じ?
そう言えばパンフによると、すばるの顔は「激しかった試合のダメージで醜く崩れてしまっている」らしい。ユウタ「ボクシングは天才やのに、天は二物を与えずやな」とすばるの顔を指差すにはそういう理由がありました。確かに
初日には目の下に赤いシミのようなメイクを入れてましたが、4/30見に行った時にはもうなくなっており、それ以降は設定だけが浮いたまんま。
そんなユウタを、「いらんこと言うなや」と舞台下手に連れて行った安田は、「ボクシングの練習しよ?」とユウタとその友達(GWは小野寺、それ以外の時は真鳥・神山・上村の関ジュチビッコ代表)の相手。スパークリングをさせたり、腕立てをさせたり、
安田の保父さんぶりがむちゃくちゃカワイイ!是非ここは堪能しましょう。その反対側、上手端で横山と対峙するすばるはその姿を見ながら「アイツだけが今の俺の心の支えなんや……」と独白。



第3景 桟橋
♪「星の光る空」亀梨ソロ
文字通り桟橋が現れ、歌いながら亀梨登場。曲終わりに聖が出てきて映画に戻るように説くが、亀「お前等だけでやってくれ」と取り合わない。そこへ「ハッキリ言ったらどうなんです!」と、上手からタライに乗った横山(爆)が現れる。聖が皆の出演料を先に受け取ってしまったため、亀梨が映画に出なければチームが解散に追い込まれると事情を聞かされた亀梨は、それでも「俺は出ないからな」と言い捨て去ってゆく。それを聖が追いかけ、残された横山の独白。
(5/6〜5/14)横山と亀梨の会話中、さりげなく桟橋の端っこに亮が登場。聖が捌けた後、おもむろに「まだまだ甘いですよ」とダメだしをし、亮「映画のためなら人の一人や二人や死んだっていいじゃないですか」と暴言。横山「そこまでする必要ってあるんですか」と反発するも、結局は「私は映画のため、アナタはジャーナリストとして生き抜くため」と納得?

聞き覚えのあるメロディと共に現れたセット、昨年ドリボではマコトorナオミが滝を映画に出演させるため色仕掛けで迫るシーン。初日は思わず「(ヒロインおらんのに)あ、ここはあるんや」と呟いた迷場面。
映画を途中降板する話から、聖「何もかも中途半端でも放り出しちまう。オマエの悪い癖だよ」と言われた亀「俺の中途半端さって一流じゃない?」と返して、「空手が二ヶ月、筋トレは三ヶ月……」以降、アドリブポイント。亀「生け花なんて三日だぜ?」の後に、止めておけばいいのに「仮矢崎んとこ行ったんだけど」など話を続け、「イケイケ!」と意味不明のアクション。
誰か、いい医者紹介してあげてください。どうもその手の才能は欠如している様子の亀に、客席はひたすら耐えて、聖「なぁ、カズヤ。映画戻んねぇか」の台詞待ち。(これきっかけでアドリブ終了するから)しかし後半亮内が参加してからは時間の都合上(付け足し場面があるから)、目に見えて短くなりました。そんな中、5/14夜公演は妙な方向へ話が流れ、いきなり聖が亀に「付き合ってください!」と告白(爆)。あっさり振られますが、カツンさん方、何言ってんですか?
一応ココでは亀がかつて試合でダメージを受け、いずれ視力を失うこと(パンフによると網膜剥離)、それがキックということからキックボクサーだっということまで推察するのが、正しいジャニ舞台観劇のお約束。
そんなお寒い空気を吹き飛ばすかのように、
イロモノ感丸出しの横山の登場。ギーコギーコと一応タライを漕ぐ効果音が入るのが、また泣かせます。初日はもう登場だけで爆笑をかっていた横山inタライの図、公演が進むとそれだけではリピーターに対応できないからか、毎回アドリブが入ります。以下、私の見た回一覧。
4/30昼 タライを下りた横山に聖「そこ川じゃないですか?」横「わ、つめた〜い」と客席に水を掛ける真似。聖と亀の方にも同じ仕草をすると聖「返しづらいこと止めてもらえますか」
4/30夜 背中を向けたままの亀に絡むも、相手にしてもらえず。
5/ 3昼 (「ハッキリ言ったらどうなんですか」の台詞を受け)横「ドラえもんの声に違和感が残るということを!」聖「ドラえもんの話なんかしてませんけど」横「ジャイアンですか」聖「ドラえもんから離れてください」横「のび太か……」
5/ 3夜 横「バファリンのもう半分は何で出来てるのか?」聖「何の話ですか」横「正直半分優しさってのも嘘ですからね」
5/ 4昼 チケットを忘れて途中入場のため、未見(泣)
5/ 4夜 横「セーラームーンが変身する時に目を細めてしまうことを」の後にベルトを緩めだし、聖「なにしてるんですか!?」横「おちっこ」聖「は?」横「おちっこしたいと思って」当然ガン無視の亀に「三人で一緒におちっこしよう」と誘いかける横山、「コーヒーでも飲む感覚て」聖「何言ってんですか」横「気軽にっていう意味や」
5/ 5昼 特に印象に残るネタなし。
5/ 5夜 欄干に跨って前後運動をして、聖に止められた横「やっていいことと悪いことがあるでしょう」聖「これ絶対やっちゃいけないことですから」横「今まで(そんなことをやって)いろんな人に怒られてきたわ……」
5/ 7昼 亮内参加で時間短縮の余波か、あっさり流される。
5/ 7夜 タライの上で腰を振りながら進んでくる横山に、聖「なにやってんですか」横「知らんのか?マツケンサンバや」聖「なんで今頃……」横「流行ってるんやで〜」
5/ 9夜 横山BD日だけあって、出てきただけで拍手喝采。黙って俯いてしまった横山に、聖「どうしたんですか?」横「オマエもやってみぃ。俺の気持ちわかるわ」
5/14昼 タライを下りた横山、「うわ、ちべたい(訳:冷たい)!」とリアクション付き。横「こんなちべたいの小三の時におねしょして以来やわ。夢の中でおかんがおしっこしてええって言うたからしたのに、目ぇ覚ましたらおねしょしててオカンめっちゃ怒ってた」亀「俺、行くかんな!」聖「ちょっと待って!」亀「おしっこの話しかしてないじゃん」聖「今から本題に入るから」亀がおしっこという単語を口にしたのを見て、横「そういうのはこっちでやるから」とクレーム。
5/14夜 公演後半になるとタライが壊れて一定距離以上進まず、とりあえずオカンキャラで行く横山。
5/15昼 川の中に下りた(という設定)から、横「冷たい!」と叫んで、更に横「今日のお客さんも冷たい」聖「お客さんて誰ですか」横「お魚さんの間違いや」その後ハシゴを上がる時に横「お魚だけにギョ(魚)っとした」
一通りお約束の流れが済むと、本来の脚本の流れへ。出演料の件を聞かされた亀「なんでこんなヤツに借金なんてするんだよ!」と聖を責める。それを隣で聞いて、横「こんなヤツって、」亀「こんなヤツだろ!」横「はい……」これもお約束の笑い。基本横山のネタは自虐系です。
亀と聖が捌けた後(後半日程では亮も)、一人残った残った横山は「亀梨カズヤ……この空に浮かぶ星のように消したるわ」と呟いて、フッと手のひらの上に息を吹く。この辺の台詞は途中で付け足しになりましたが、特に必要性は感じられない。単に暗転するため?




第4景A チャンプの住むビル
♪「Money and Job」TTUN/ABC
♪「Fight Man」関ジャニ∞(−横山)/関西ジュニア(文一・中間・桐山・伊藤)
ガラリと変わって明るいテンポの曲が流れ、上手セット上に「映画に出せ」「仕事くれ」と書かれた札?を持ったABC。「映画がヒットすれば俺たちのパフォーマンスにも客が来る」「人気者になれる」「だからもっと仕事くれ」と口々に騒ぎ出す。ステージ下手袖からは上田・中丸・田口が出てきて同じように映画に出たいと主張。ABCと合流し、♪「Money and Job」を歌いながらダンス。それをビルの上から見ていた安マル倉が出てくるが、TTUNとABCの勢いに押されて退散。
そのビルの二階で佇むすばる、突然頭を抱えて「また耳鳴りや!」と苦しみ出すと、横山が現れ「やっぱり耳鳴りですか」と声を掛ける。かつて引退したボクサーで同じ症状の者が居たと言う横山は、彼には目よりもっと悪いところがあったと告げる。すばる「それはなんや?」横山「ココです」と頭を差し、頭蓋骨にひびが入っていたことを指摘する。最初は耳鳴り、次に言語、最後に記憶がやられると言った後、横山「アナタ知ってるんでしょう、その頭に入ったヒビのことを!」と糾弾するが、あくまですばるは「なんのことや」と認めない。
そこで亀梨が出てきて、すばるに「映画に出させてくれ」と頼む。すばるの隣で横山が「彼なら最後の対戦相手にピッタリですよ」と囁き、すばるは「俺と戦って勝てば映画に出してやる」と提案。プロのボクサー相手の戦いに亀梨は躊躇うが、やはり横山の「あなただって時間がないんでしょう?その目、日に日に悪くなってるじゃないですか」との言葉に、挑戦を受ける。そこですばるが「Fight Man」を歌い出し、亀梨に宣戦布告。すばる「お前のキックなんか俺の頬に掠りもせぇへん」と言われた亀は、自らボクシングで戦うと宣言。
それを眺めながら、横山「過去に網膜剥離で引退したボクサーなんか腐るほどおる。今の映画そんなことを描いてもヒットせぇへん。俺が撮りたいのは魂のタイムリミットや」と独白。そして横山「ええか、カメナシ。スバル。俺の送り出すチャンネルは悲劇しか放送せんぇへんねや」と言ったところで場面転換。


最初の曲では特に私の目当ての人は出てないんですが、一番ミュージカルらしくてお気に入り。TTUNとABCが一列に並んでラインダンスを踊るとこなんか、ジャニ舞台には珍しい見応えあり。しかしあれだけ忙しいABCが「もっと仕事を!」なんて言うと、「ほどほどにしとき」と言いたくなる老婆心。TTUN登場時、中丸「映画がヒットしてお金持ちになったら、オマエ何する?」上田「俺、フェラーリに乗る」中丸「田口は?」で、アドリブコーナー。最初は田口「カレー(かラーメン?)10杯食う!」だったのに、「カツンのDVD買う」とか、「関ジャニ∞のDVD買う」(ありがとう)とか、身内ネタで滑り知らず。すげえ、田口!一番おもしろかったのは、5/3夜公演の「それなりの生活をしますが、なにか?」関ジュポイントでもないのに、ついチェックしてしまった(笑)
関ジミ3が出てくる時は先に横断幕の向こうからセット上の姿が見え、そこから階段を駆け下りて出てくる様子も丸見え。あっとABCらの動きに気づいて立ち上がる
地味な小芝居してるマルが愛おしい。そして横断幕を捲り上げて、ABC達を蹴散らす三人、大倉は「なにやってるんや!」といきなり切れキャラ。最初の方はそんなこと言ってなかったのに、回を追うに連れ口が悪くなる(笑)。五関「暇な奴らがきたよ」と言われて、安田「暇ちゃうわ!」中丸「いや、どう見てもあなた達暇人ですよ」(何故か中丸の台詞はこれだけ印象に残ってる)うん、私もそう思う。一通り歌い終わっての捌け際、ここでも小ネタが満載。舞台前方でプロレス技をかける中丸、しがみついて離れない上田、何故かTTUNがABCに懐いてるように見えるのが不思議(笑)。最後は五関と中丸のじゃれ合い、五関が中丸の腹に拳を入れて倒し、それを引きずってゆくオチ。
そしてすばると横山の会話でいきなりシリアスな展開(でも内容はめちゃくちゃ)となるも、
5/5昼公演かなり前列で見た時にくっきり浮かんだすばるの股間の膨らみに目が釘付け(爆)。し、渋谷さん?まだお昼間ですよ?その後の公演も何度かチェックしてましたが、なかなかすばるは確率が高そうです。つうかあのジャージ生地が目立つんでしょうね。一方スーツもどき(黒系のジャケットに柄シャツ+ブラックジーンズ)の横山さんはそんな心配もなく、悪魔の囁き風演技が結構サマになってます。が、これは演技力と言うよりも見た目が悪役に向いてるだけのような気も。
亀が現れすばるに声を掛けた途端、ビルのセット下手側からマル・文一・伊藤が登場♪(←久しぶりの文一出演場面が嬉しいらしい)逆サイド上手側からは安田・大倉に、中間と桐山も出てきます。クラブの時と同じ服装で、基本関ジュは(私服の時以外)全編通して同じ衣装。ビルにもたれて土下座する亀を馬鹿にして笑ってる文一の演技がいじらしい。(←日本語変ですよ)「Fight Man」のイントロが流れると上手に移動する文一、この時桐山とすれ違いざまにニヤリと笑うのが好きでした。そのまま田口の前までとことこ歩いていった文一は、いきなり殴りかかります。(スゲー唐突)しかし、よりによって一番デカイ相手に向かわなくとも(笑)。それでも一応田口は倒れてくれて、そこからダンススタート。といっても最初にちょっとだけ踊だけで、後はもっぱらTTUN&ABCとの乱闘要員。すばるの雄叫びで全員動きを止め、照明が落ちる中で横山の独白。無理矢理黒幕っぽさを出すために、とにかく独り言ばかりの横山。しかし滑舌の悪さ故か、あるいは本来のキャラクターイメージか、
「俺の送り出すチャンネルは喜劇しか放送せぇへん」と聞こえて仕方ない。いや、もう、十二分に喜劇ですけどね。



第4景B ビルの外

セット回転後、舞台上には聖と安田だけ残る。ボクシングルールなんて無茶だ、と亀梨の身を案じる聖「スバルを止められるのはオマエしかいねぇよ」と、安田に試合を止めてくれるよう懇願。しかし安田は「俺は男には命をかけて戦わなきゃいけない時があるってことをすばるに教えられた」と首を振る。安「それを逃げてしまったら、大人に離れても男にはなれない」聖「止めてやるのも男じゃねぇのかよ……」納得のいかない聖に、安「今のスバルなら……俺でも勝てる」と呟く。「どういうことだ?」と問いかける聖に、「スバルは俺の恩人や。絶対恥はかかさへん」と言い残し、安田は去る。
下手側端のセット上で、すばる「勝っても負けても、俺が生き続けても死んでしまっても今より悪くなることはない」と呟く。

明らかに次のシーンまでのつなぎに作ったおまけ感溢れる場面ですが、聖と安田の二大演技派対決。パンフによると安田は亀梨と同級生って設定ですが、聖の間違いでは?この二人はいかにも前からお互い知ってました、って感じだし。まぁ今更細かい設定なんぞに拘る話でもないので、別にいいけど。(投げやり)5/14見た時は聖の台詞が微妙に変わっていて、以降ずっとそのままでしたが、別にストーリーに大して影響なさそうなとこなので、自分流にアレンジしたのかも。
で、下手で呟いてるすばるですが、これが一応後の伏線と言うことでしょうか。個人的にはこの時のすばるの表情が好きなので、なんでもいいです。(投げやり2)


第一幕B